海外のETFについて

海外にもETF(株価指数連動型上場投資信託)がある。
またETF市場は日本よりも欧米の方がはるかに拡大している。

アメリカではアメリカン証券取引所(AMEX)を中心に
合計で500銘柄ほどあり、残高は3千億ドル(36兆円)を超えている。
ヨーロッパでも300銘柄以上が上場している。

アメリカではダウ工業株30種平均など代表的株価指数に連動するものをはじめ、
業種別や運用手法別、国外地域別などETFの種類も多い。
また債券や金、原油などの指数に連動するETFもある。

アメリカではこれらのETFが値動きの分かりやすさ、
売買のしやすさ、コストの安さといったことが要因で、
ファイナンシャルプランナーがすすめる代表的な商品として
一般個人にも定着しつつあるようだ。

では日本でもそれらの海外で上場しているETFは買えるのか?
という疑問が出てくるのだが、
あまり知られていないようだが
日本でも野村や日興コーディアル、大和などの大手証券会社が販売している。
インターネット専業の楽天証券でも販売している。

以前は購入者の大半が企業や機関投資家だったが、
個人の購入者もふえてきているようだ。

例えば米国株で運用するタイプで代表的なものに
S&P500指数に連動する「SPDRs(通称スパイダーズ)」がある。
各業種を代表する500社の株価を反映しており
残高は約7兆円となっており世界最大のETFとなっている。
運営は大手のステート・ストリート。

またIT企業の比率が高いナスダック100指数を基準にした銘柄も
米国では人気のようだ。


米国以外の海外株のETFにはどんなものがある?

米国以外のETFとして、
例えばヨーロッパだと「MSCIヨーロッパ」という
株価指数に連動するETFがある。
この指数は英、仏、独など先進16ヶ国の大企業600社で
構成していて、対象国の約9割かカバーしている。
「DJユーロストック50」は仏、独、伊などユーロ通貨国主要50社で構成されている。

新興国では「MSCIエマージング・マーケット」に
連動するETFがある。
韓国、台湾、ロシア、ブラジル、南アフリカ、中国などの
株式を組み入れている。

この他に中国株や韓国株だけで運用するタイプもある。
香港上場の中国本土企業約40社の「ハンセンH株」、
香港企業り主要33社の「ハンセン」、
韓国の主要200社の「韓国200社」などがある。

オーストラリだと時価総額が大きい200社で構成する「S&P/ASX200」がある。

海外ETFの活用法は?

海外ETFを上手な利用法として考えられるのが
国際的な分散投資に活用すること。

世界の株式に広範囲に分散投資する手段として
海外ETFは有効的である。

例えば、米国株のS&P500型、
欧州先進国株のMSCIヨーロッパ型、
新興国株のMSCIエマージング型、
それに日本株のTOPIX型を組み合わせて分散投資する。

こうすれば実質的に世界の主要な株式市場に
ほぼ投資できることになる。

配分割合はそれぞれの国や地域の成長性を予想して決めなければならないが、
日本株を軸に新興国株の割合を抑えるのが基本らしい。

通常の投信にも海外株式で運用する商品があるので
ETFを選択肢の一つとして比較してみても良いかもしれない。


では海外株式ETFはどこで買えるのか?

まずETFを取り扱っている証券会社に口座を持つ必要がある。
海外ETFを含め外国証券を購入すると口座管理料が通常約3千円ほどかかる。
注文は窓口か電話が基本。

あらかじめ価格を指定する指し値注文も、
市場に委ねる成り行き注文も可能。

例えば「スパイダーズを指し値で135ドルで100口買い」
と注文すると、証券会社が米国の証券会社につなぎ、
そこが現地の取り引き時間中に取引所を通して売買を成立させる。

売買手数料は国内ETFよに比べると高め。
例えばスパイダーズを100口買うと15000円〜25000円ほど。
金額が少ないほど手数料率が高くなるので注意が必要。

その他に円を外貨に買える際に
1ドルあたり50銭ほどの為替手数料が発生する。

価格動向は購入先の証券会社に聞けば教えてくれる。
また楽天証券などのネット証券の場合はネット上でリアルタイムで価格動向の把握が可能。

海外ETFの場合ドルやユーロなど運用通貨に対して
円高が進めば為替差損を被るのでその辺の注意も必要だ。

新興国株など銘柄や地域によって
価格変動が大きくなる点も注意をしなければならない。

また課税は売却益に対して10%と共通している。
だが分配金には米国の場合、現地で10%課税された後、
国内でも10%課税される。
分配金への課税は地域によって異なる。


モーニングスターETFカンファレンス2012

モーニングスターがETFカンファレンスを開催するそうです。
一般の個人の方も参加できるようです。

開催日時は12月16日・日曜日。
セミナーは12:00開場で13:00より開始。
場所は、東京国際フォーラムB7ホール(Bブロック7階)。

今後、ETFの購入をお考えの方は、
後学のために参加をしてみては。

参加費は無料ですが、
ウェブから事前の申し込みが必要となります。

私もそうなのですが、
投資信託より売買が自由なETFに興味はあるのですが、
どうしても今ひとつ購入に踏み切れないところがあるんですよね。

例えば、日本株のインデックス投信でしたら、
同じような商品がETFにも上場されていますので、
そのETFを購入している方が売買の自由度を考えるといいんですけどね。

私は地方在住なのでこのセミナーのために
時間をお金をかけて参加する予定はないですが、
気軽に出かけられる方は参加してみては。

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投資信託等の総合情報を取り扱うモーニングスターが、現在急速に世界で広がりをみせているETF(上場投資信託)についてのセミナー「モーニングスターETFカンファレンス2012」を12月16日に開催すると発表した。

このセミナーは、東京国際フォーラムB7ホール(Bブロック7階)を会場に開かれるもので、無料で参加できる。ただし1000名までの事前申込制で、参加希望者は特設サイトより申込を行う。

日本国内では、まだ個人投資家の投資対象としてあまり一般的ではないETFだが、機関投資家の間では活用の動きが広がっており、今後ETF市場は新たな成長ステージへ向かうと見込まれている。資産運用を考えるなら、注目してみる価値はあるだろう。

(社長のための経済ニュース - 2012年12月2日)
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